保育士になる為に必要な勉強
● 保育士になる為に必要な勉強
≪保育士になるために必要な勉強≫
保育士になるためには、国家試験を受けなくてはいけません。
試験は夏に筆記試験があり、その筆記試験に合格した人だけが、実技試験に進むことができます。
≪筆記試験のための勉強≫
筆記試験には、以下の8つの分野があります。
・保育原理
・教育原理及び、社会的養護
・児童家庭福祉
・社会福祉
・保育の心理学
・子どもの保健
・子どもの食と栄養
・保育実習理論
それぞれの分野で60パーセント以上の正解が合格ラインとなり、8つ全ての分野で合格しなくてはいけません。
ただし、一回の試験で全て合格しなくてもよく、1年目に不合格だった科目は、再度翌年に受験でき、2~3年で8分野全てを合格すれば、筆記試験合格ということになります。
そして、筆記試験合格の同じ年の秋に実技試験を受験します。
≪実技試験のための勉強≫
夏の筆記試験を合格した人が、次に受けるのが実技試験です。
実技試験は、音楽表現、造形表現、言語表現の3分野です。
この3つの分野の中から、2つを自分で選択して受験します。
・音楽
童謡の課題曲をこどもたちに歌って聞かせる想定で、ピアノ・ギター・アコーデオンの
いずれかで演奏して歌います。
・絵画制作
保育所で、保育士とこどもたちの活動の風景を鉛筆、色鉛筆、消しゴムを使って描きます。
時間は45分間です。
・言語
3歳児クラス20人が目の前にいると想定して、子どもたちに集中して話を聞かせるように、あらかじめ用意した童話を、何も見ないで3分以内に話します。