各種福祉試験についての基礎知識
● 各種福祉試験についての基礎知識
≪福祉の国家資格≫
超高齢化社会の中で、社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士は「介護の3士」と呼ばれているほど需要の高い職業です。
また、少子化が叫ばれている中、「こどもは欲しいけど預ける場所がない」などという意見も多く、保育所の数の足りないことも原因のひとつといわれています。
保育士は、保育園だけでなく、企業内、病院など働く女性のいる場所で必要とされています。
福祉の国家資格は、需要もあるので一度取得してしまえば、年齢、場所、性別など関係なく状況が変わっても、一生再就職可能で、長くできる仕事です。
介護福祉士とは「社会福祉士及び介護福祉士法」に基づく国家資格で、試験は年1回で1月下旬に実施される第1次試験(筆記試験)と、3月上旬に実施される第2次試験(実技試験)があります。
介護を求める人にとって、介護福祉士は生活のパートナーとなりますまた、高齢者や障害者などの介護が必要な方への介護にとどまらず、介護サービスの利用者のご家族に対しての相談・援助を通して、悩みや負担を軽減し、双方にとって良い生活へと導いていきます。
介護福祉士の筆記試験には、以下のような勉強方法があります。資格スクールや予備校に通う。セミナー・講習会に参加する。参考書、問題集を使って独学をする。模擬試験を活用する。通信講座で学習する。
社会福祉士は、身体上及び精神上の障害、その他の何らかの理由を抱えていて、生活を送ることが困難な方の相談・援助を行います。安定した幸せを感じられる日常生活を送るためにさまざまなサポートをしますので、非常に重要な役割といえます。
社会福祉士の資格を取得するための国家試験は、専門知識だけでなく応用力も必要で、試験科目も多く、出題範囲が広範囲なので幅広い知識が必要です。試験は19科目を受験しなければなりません。
精神障がい者の悩みを解決し、支援していくためには、社会問題や乗り超えなければならない高い壁があります。しかしその分、非常にやりがいや達成感は大きく、避けては通れない問題を一緒に考察しながら追究していく楽しさは、この仕事の大きな魅力といえるでしょう。
精神保健福祉士の国家試験の科目は、全部で17科目あり、大きく指定科目と、基礎科目にわけられます。一番初めに押さえておいた方がいい科目が、「精神医学」と「精神保健福祉論」です。
保育士は、保護者の方に代わりに子育てをサポートする仕事で、責任もあり大変ですが、こどもたちの成長を近くで感じられることは、日々の活力になり、大きなやりがいと喜びを感じられます。
保育士の試験には筆記と実技があり、筆記試験に合格した人が、実技試験に進みます。筆記は8つの分野の中で60割以上正解で合格となり、実技は音楽、造形、言語の3つから2つ選びます。