HOME > 第27回介護福祉士国家試験結果速報

正答と合格基準について

(更新:2015/03/27 14:35)

社会福祉振興・試験センター発表の正解と合格基準について

合格基準点は、昨年と同様68点となりましたが、合格率では3.6ポイント下回り、合格者が6000人弱下回る結果となりました。

なお、国家試験終了直後に、赤マル福祉が発表した正解と、試験センターから正式に発表された正解の間には、一問の差異も生じなかった。

  第27回 介護福祉士国家試験 正答(PDF) 

結果講評

【午前科目】 科目別分析はこちら
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 受験者の皆様、長時間の試験とこれまで長期に渡る試験対策の日々、本当にお疲れ様でした。皆様のご努力が報われることをお祈りするばかりです。
   さて、事前に試験センターから「図・表・イラスト・グラフを用いた」問題の出題が予告されていたが、フタを開けてみれば2題の出題があったまでで、画期的な出題方法の変更があったとは言えない。筆者の期待としては、「介護の基本」や「生活支援技術」において、従来の文章表現の正誤判断に頼らない実践的な出題方法への変更や、「社会の理解」等の科目でも表やグラフを活用した出題を想定していたのだが。ともあれ、受験者にとっては不安が杞憂に終わったため、大きな変更がなくよかったのではないだろうか。
 上記の点を除けば、全体概況としてさほど特筆すべき点はない。もちろん、最新の「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」の出題や、一部の問題には知識の応用が必要な問題も見受けられたが、全体として基本にのっとった出題内容であるため、大きな難易度の変化は認められない。当然、科目によって状況は異なるので、それは科目別分析にゆずりたい。
【午後科目】 科目別分析はこちら
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 午後の科目についても、全体的に奇をてらった問題はなく、各科目、まんべんなく出題基準から出題されている印象である。本試験の、6割程度という合格基準点と照らして考えても、つくづく基本的な知識に基づいた的確な判断による得点の積み上げが合格を確実にしてくれるものと痛感する。
 とはいえ多くの科目がある中、個々に得意不得意もあるだろう。ある程度の応用力や柔軟な判断も必要だ。広く浅く、そして時には深く、一定期間の地道な学習が求められることには違いないが、介護職不足が叫ばれる中、後に続く者たちの希望と努力が決して報われない試験ではないことを改めて認識できる内容であった。

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