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社会保障

この科目では、年金や医療保険などの社会保険制度を中心に、社会保障に関連した内容が出題されます。
苦手意識を持たれていらっしゃる方も多く、何から勉強したらわからないという方も多いのではないのでしょうか。

今回のテーマは「社会保障給付費」です。
この「社会保障給付費」ですが、国家試験でよく出題されます。
統計データ問題ではありますが、出題される内容も限られています。
何から始めたら良いかわからない方は、是非、この内容から始めてみてください。
しっかりと学習しておくことで確実に点数が取れます。

では始めましょう。
社会保障給付費を部門別にみた場合、医療:年金:福祉その他の割合は、およそどれくらいでしょうか?

それでは確認です。

医療:年金:福祉その他=3:5:2

まずは、おおまかな傾向をつかんでおきましょう。
続いて、社会保障給付費について、実際に出題された試験問題を通して、理解を深めていきます。

社会福祉士 第28回 問題51を解いてみましょう。精神保健福祉士の方は、第18回 問題51となります。(現行に合うよう、問題の一部を改題しています。)

 「平成27年度社会保障費用統計」(国立社会保障・人口問題研究所)の内容に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 社会保障給付費が国内総生産に占める割合は、40%を超えている。
2 部門別(「医療」、「年金」、「福祉その他」)の社会保障給付費の構成比では、「医療」が約50%を占めている。
3 機能別(「高齢」、「保健医療」、「家族」、「失業」など)の社会保障給付費の構成比では、「失業」が20%を超えている。
4 年金給付費の中では、国民年金の給付の方が厚生年金保険の給付を上回っている。
5 社会保障財源の構成としては、社会保険料が最も多い。

皆さん、正解の選択肢を選べましたでしょうか?
それでは、選択肢ごとのポイントをまとめていきます。

・選択肢1: 社会保障給付費の対国内総生産比は22.40%であり、30%を超えていません。
・選択肢2: 社会保障給付費を部門別にみると、医療32.8%、年金47.8%、福祉その他19.3%です。
・選択肢3: 最も多いのは「高齢」の48.1%で、「失業」は1.3%となっています。
・選択肢4: 国民年金の給付は21.7兆円で、厚生年金保険の給付の23.3兆円を下回っています。
・選択肢5: これが正解です。社会保険料は社会保障の最も大きな財源。社会保険料が54.3%、公費負担が37.4%であり、社会保険料が約50%を占めています

その中でもよく出題される最重要事項を整理すると、次のようになります。

・社会保障給付費
114兆8,596億円(110兆を超えている
対国民所得比 30.69%(30%を超えている

・各部門別給付費の構成比
医療32.8%、年金47.8%、福祉その他19.3%(年金が約50%

・財源
保険料54.3%、公費37.4%など(保険料が主な財源

また、それ以外の内容についても、試験問題と照らし合わせながら「社会保障費用統計(平成26年度)」を確認すると効果的です。

過去問学習を通し、よく出題される内容を確実におさえておくことが大切です。 社会保障の科目で0点とならないよう、しっかりと理解しておきましょう。