国家試験「合格への道」なぜ過去問学習が必要なのか?

皆様はどのような試験勉強をしているでしょうか?

ほとんどの方が過去問を繰り返し解くという過程を通し、合格するために必要なことを学び、受験に臨むはずです。

社会福祉士や精神保健福祉士の国家試験に合格された方の体験談を見ても、過去問を何度も繰り返したから合格できた、という声も多く聞かれます。

過去問を全く解かずに国家試験を受験される方はほとんどいないと思います。

しかしながらその一方で、過去問学習に否定的な方がいらっしゃるのも事実で、「過去に出た問題と全く同じものが出ることは絶対にないのだから、過去問をやっても意味がない」であったり「過去問だけやってても、過去問に出てこないような問題で正解できないから、過去問を繰り返すのは時間の無駄」といった意見が出てきます。

では本題です。
なぜ多くの方が過去問を繰り返し解く、という試験勉強をしているのでしょうか?

理由は簡単です。

国家試験では、過去問に関連した問題がよく出るからです。

赤マル福祉の独自調査によりますと、過去問学習をすることで、点数をとることが可能な問題というのが、全体の7割程度を占めています。

過去問の意義としましては、どの程度の知識が求められているのか、どのような問われ方をするのかを把握すること、これは、過去問を見なければわからないことです。

また、過去問を選択肢レベルで見てみますと、類似した内容の出題が見られます。

重要なものほどその傾向は強く、過去に出題された選択肢の語句や表現を少しずつ変えながら何度も繰り返し出題されています。

このため、国家試験に合格するには、過去問学習が必要不可欠です。

5つの選択肢の○×を正しく判断できるようにすることで合格するための力を身につけることができます。

例年の合格基準点が6割程度、過去問に関連した内容が7割ほど出題される、ということを考えますと、この7割の範囲を確実にするべく過去問学習を繰り返すことこそが、合格への最短経路といえます。

1問もミスすることなく正解することは難しいと思いますが、国家試験に合格するためには正解しておきたい問題、ともいえるものであり、そのうちの6割が取れれば合格は確実です。

その一方で、過去問学習だけでは対応できない新傾向の問題が3割ほど出題されます。

何が出題されるのか全く予想もつかず、試験対策が難しい内容ですが、これらの問題で1点も取れない、ということはありません。

選択肢5つの中から正しいものを1つ(または2つ)選ぶわけですから、正解できる確率は5分の1(2つ選ぶ場合は10分の1)となります。

また、問題文をよく読み、明らかに誤っている選択肢を除外することができれば、その分だけ正解できる確率が上がります。
この力は、過去問学習を繰り返すことでしか身につけることができません。

過去問で対応できる7割、それ以外の3割の特徴は、それぞれ次のようになります。
*過去問で対応できる7割
  試験対策しやすい内容
  合格者と不合格者で差がつきやすい
  6割取れれば合格確実
  5割以下だと合格が難しくなってしまう
*過去問で対応できない3割
  試験対策が難しい内容
  合格者と不合格者であまり差がつかない
  1割取れれば上出来

過去問を解きながら、試験によく出る所を理解できるようにするのは、合格するための王道といっても過言ではありません。

正解すべき問題で確実に点数を積み重ねるためにも、過去問を有効に活用し、合格を勝ち取りましょう。