模擬試験活用法

皆様、試験勉強は順調に進んでいらっしゃるでしょうか?
毎年、国家試験対策として、多くの方が、模擬試験を受験しています。
とはいえ、模擬試験を有効に活用しようにも、どの模擬試験を受けたらよいのか、復習はどうやったらよいのか、などわからないことが多いと思います。
そこで、様々な模擬試験の特徴と、問題を解く際に実践してほしいことをまとめてみました。
国家試験の合格に向けてお役立てていただければ幸いです。

まず、どの模擬試験を受けたら良いか、についてです。
一言で模擬試験といっても、様々なものがあります。
全国統一模擬試験のような有名なものもあれば、各養成校や対策講座などで独自に実施している模擬試験もあります。また、赤マル福祉でも、会員向けに独自の模擬試験を行っております。
ここでは、赤マル福祉のWeb模擬試験と全国統一模擬試験、それぞれの利点や長所をまとめてみました。

【赤マル福祉】 【統一模試】
受験したらすぐに成績がわかる 受験者数が多いので、受験者全体の中でどのあたりの位置にいるのか把握できる
都合のよい時間・場所で受けられる 実際の試験環境に近い臨場感を体験できる
Web上で回答を入力できる マークシートにしっかりマークできているか、マークにかかる時間を把握できる
復習問題も表示され、Web上でその問題を解くことができる

皆様のニーズに合ったものを選ぶことで、模擬試験をより有効に活用できるようになります。

模擬試験をより有効に活用するためにも、間違えてしまった問題の復習が欠かせません。
例年、多くの方が点数が良かったかどうかだけを見るだけで終わってしまい、復習をしていません。それでは模擬試験の効果が半減してしまいます。

さて、模擬試験や実際の国家試験では、5つの選択肢の中から正しいものを1つ(または2つ)選ぶ形式となっています。
模擬試験を受験される際は、選択肢1つずつの○×を吟味することが大切となります。

復習をより効果的に行うためにも、以下の方法を実践することをお勧めします。
方法としては、各選択肢について、○×が判断できたものについては、選択肢の前に○や×をつけます。また、判断がつかないものについては?をつけます。(○か×か何となく判断できてはいるが、判断が微妙なときは、○や×と?を両方つけます。)
これは、何番を回答したかだけでなく、選択肢1つずつをきちんと吟味するために必要なことです。復習時に必ず役立ちます。
?をつけたものも、必ず復習してください。理解があやふやなものを減らすことは、短期間で点数を上げるのに非常に効果的な学習方法です。
また、?をつけていない選択肢のうち、間違えてしまったものについては、理解が不十分、ということですので、重点的に復習が必要です。

国家試験が刻々と迫ってきていますが、まだまだ十分に時間は残されています。
模擬試験をまだ受験されていない方は、是非受けてみましょう。また、既に受験された方は、もう一度、模擬試験の問題を見直し、しっかりと復習しましょう。

例年、多くの方が模擬試験を受けた結果、点数が悪くて落ち込んでしまいます。
しかしながら、この模擬試験の結果は、1月の国家試験に向けて何が足りないか、何を学習すべきか、といった指針を示すためのもの、ともいえます。
これらの弱点箇所をしっかりと復習することで、確実に得点力がアップします。
国家試験に合格するためにも、是非、模擬試験を活用しましょう。

皆様が栄冠を晴れて勝ち取れるよう、心より応援しています。