各科目ワンポイントアドバイス医療的ケア

「医療的ケア」の科目は、毎年5問出題されます。介護福祉士の国家試験は、ひと科目群でもゼロ点があると、たとえどんなに合格最低点を上回っていても、悲しいことに不合格となってしまいます。合計11科目群ある中で、一番問題数の少ない科目がこの「医療的ケア」です。

たった5問しかない中で、もしもゼロ点だったら・・・・

もしもあなたを不安にさせてしまったのならごめんなさい。
あまり心配しなくても大丈夫ですよ。

出題者は、皆さんを試験から落とそうとするような人たちではありません。むしろしっかりとした正しい知識をもった介護福祉士をたくさん誕生させたいって願っているはずです。

なので、ひねくれた小難しい問題は出題されません。医療的ケアの知識は、あいまいさがなくてはっきりしている分、覚えやすくて勉強しやすいです。実務者研修で習ったことや、過去問を通した試験勉強で出てきた内容を、ひとつひとつ覚えていけば、確実に点につながります。むしろ、満点さえ狙える科目ともいえるでしょう!

そんな医療的ケアの知識をひとつひとつ固めていくべく、本日はこの科目の項目のひとつ「胃ろう」とよばれている「経管栄養」についての問題から学んでいきましょう!

第33回の問題113です。

経管栄養の実施に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  1. 経管栄養の準備は、石鹸(せっけん)と流水で丁寧に手を洗ってから行う。
  2. 栄養剤は、消費期限の新しいものから使用する。
  3. 胃ろうや腸ろう周囲の皮膚は、注入開始前にアルコール消毒を行う。
  4. カテーテルチップシリンジは、1回使用したら廃棄する。
  5. 口腔(こうくう)ケアは、数日に1回行う。

みなさん、ぜひどれかひとつ選択してみてくださいね。

では、正解です。正解は1番です。

どうでしょう?当たりましたか?正解した方、おめでとうございます。
間違えてしまった方・・・・何番を選びましたでしょうか?

試験勉強は、過去問中心にすすめるのが赤マル式です。
合格するのに、とっても効率が良いのです。

それはなぜか。
試験問題は毎年同じような内容が出題されるからです。
さすがに同じ問題は出にくいのですが、似たような問題だらけです。

ですので、問題を解き、選択肢文すべてを吟味しながら関連知識を一緒に学んでいくことが理想的な学習方法といえます。

これを踏まえると
仮に1番で正解した人、、これで満足しては、なりません。
解説を読んで、なぜ正解だったのか、その根拠を学びましょう。

また、その他選択肢文からも、なぜ不正解なのか、どうなれば正解だったのか?と疑問を持ちながら学びを深めていきましょう。
そうすることで、類似問題の多い、介護福祉士の試験をラクラクに攻略できるようになります。

では、具体的にやってみましょう!

選択肢1が
なぜ適切か?
「石鹸と流水」これは、手洗いの基本中の基本ですからね。当然といえば当然ですね。経管栄養の準備においても例外ではありません。普段現場でやっていることと照らし合わせながら、自信を持って正解を選べるようになりましょう。
選択肢2が
なぜ不適切か?
これも、常識的な判断で正答が導き出せそうですね。古い栄養剤が残ってしまったら賞味期限が切れて提供できなくなりますからね。
このように、決して専門的な知識ではなくとも正答の候補から弾ける選択肢も少なくありません。このあたりの感覚は、過去問を解き続けることで、センスが自然と磨かれていくでしょう。
選択肢3が
なぜ不適切か?
これは、実は少し知識がある人は悩んだかもしれませんね。というのも、胃ろう造設後は、感染予防のため挿入部を消毒します。ですが、感染の兆候がなければ2週間ほどで医師の指示により消毒は中止となります。よって消毒を行うといった選択肢文は不適切なのですが、このように、胃ろう造設後に消毒することを知っている方は、もしもなんとなくの知識で覚えていたら迷う可能性があります。そうならないためにも、過去問を通して正しい知識を幅広く増やしていきましょうね。
選択肢4が
なぜ不適切か?
まず、カテーテルチップがなんなのか?思い出さないといけませんね。こちらは白湯などの注入に使用する注射器です。関連する道具や部位の名前はしっかり覚えておきましょう。こちらは、消毒し再利用するので、1回の使用で廃棄しません。よって選択肢文は不適切です。
選択肢5が
なぜ不適切か?
もしかしたら、口から食事を摂らなければ汚れないから口腔ケアは不必要だと思う人はいませんか?口から食事をしない場合、唾液の分泌量の減少によって自浄作用が低下します。結果、細菌の感染や繁殖が起こりやすくなります。またこの細菌を誤嚥することで誤嚥性肺炎を招くことにもつながります。したがって、胃ろうの方でも1日3〜4回程度の口腔内の清拭が必要となります。したがって選択肢文は不適切です。

以上、このように、もしかしたら簡単に正答を当てられた方でも、関連知識から新たな知識と正しさの根拠などが学べたのではないでしょうか?

ぜひぜひ、あなたも一緒に、このような過去問を中心とした赤マル式の学習で合格を勝ち取りませんか?モバイル端末からも気軽にたくさんの過去問が検索でき、その上、詳しすぎる解説文が盛りだくさんの赤マル式は、忙しいあなたが気軽に楽しく学べる超オススメの勉強法です。