三重県Yさん(女性)

(1)社会福祉士の「志望動機」
行政での児童手当・児童扶養手当の窓口アルバイトから社会福祉協議会に拾われて、社協での担当業務は主に地域福祉計画の市・社協協働事務局と地域支援をしています。
その業務も6年が経過した2010年、当初から「やはり福祉を仕事として続けるには、そして語るには、専門的・体系的な学習が必要だな…。社会福祉士の勉強をしてみよう。」と、前々からの思いを実現する気持ちになり養成校の通信課程で受験資格を得ました。
私は認定音楽療法士の資格、認知症ケア専門誌や介護予防指導士も持っていますが、それは国家資格ではなくすべて民間資格。また音楽療法士として雇われているわけでもありません。担当業務をこなしながら、社会福祉士を取得した現在も、要望があれば市の介護予防事業の一環で実践者派遣に関わるのが、ライフワークとしての音楽療法士の仕事です。

(2)国家試験対策の勉強法
赤マル福祉には、参考書を譲っていただいた先輩からのすすめで5月に加入。2012年の年明けから、1日10分の勉強を続けていたので、すぐに始めてゆっくりと進めながら12月時点で実施度は100%にしました。でも、なかなか習熟度は上がらず受験前でも30~40%でした。「金のフクロウ」は国家試験後の自己採点で初めて見ました。それでも共通科目45・専門科目52の97点で合格できました。紙ベース(実際の本)の方が性に合う方は、次のやり方をお勧めします。
私はクェスチョンバンクの過去問集を本当に友達のように愛用して、全科目最低3回、科目や問題によっては5回くらい繰り返し繰り返し解きました。同じ問題を何回も解くことによって頭にインプットできて、間違えたところも「なぜ間違えたのか」を覚えられるようになります。出題者は「その問題がなぜ不正解なのか」の特色づけに悩むそうですから、ある程度割り切って過去問を繰り返し解いて、「試験脳」にしていく必要があります。本当の意味での学問は、受かった後に今取り掛かっています。
養成校の通信課程・夜間学生合わせて約150名を対象に毎月(10~12月)あった練習問題テストでは、平均から平均よりひとつ上のランクでまあまあの合格圏内でした。それから、最後まで温存していた2011年(前年度)の問題を1月に入ってから解いてみたところ99点あったので、自分の勉強方法が間違っていなかったことを確信しました。
過去問題集と併用して、赤マルさんの過去問トレーニングは頻繁に活用させていただき受験勉強の強力な助けとなりました。
受験勉強に関しては、仕事を持つ主婦(夫の両親と同居、子供は無し)としては、睡眠時間を削るしかありません。職場と家庭の理解抜きには不可能だったと思います。
10月から、職場の受験仲間と過去問や自分がやった予想問題、模擬問から毎日2問ずつ出し合いました。それは元旦も休まず試験の前日まで続け、一緒に勉強している同志がいることで励みになりましたし、「もう今日はしんどい…」という日にも最低2問は解くことができました。
そんな中でも息抜きは必要です。12月の初旬までは趣味の楽器演奏、BigBandの練習も続けましたし、お正月にはバーゲンにも行きました。
私の職場には社会福祉士と精神保健福祉士合わせて(ケアマネ他とのダブルライセンスも含めて)30名ほどおります。受験仲間で職場の先輩方に特別講義をお願いして、就労支援や権利擁護について「ここのところを詳しく教えてほしい」と申し出て、学ぶ機会を作りました。直接支援に関わる方からの説明は大変わかりやすく、図上で見ているよりも流れやしくみがよくイメージできました。おかげで権利擁護は5点、更生保護は3点でしたが就労支援は満点でした。その時期その時期での学習方法やメンタル面のアドバイスをいただき、「この時期(1か月くらい前)から自分用のノートをつくるのは危険」「誰でも受からないんじゃないかって落ち込む時はあるよ」など、経験者からの言葉には本当に助けられ、なんとか均衡を保って仕事をすることが出来ました。環境が許すのであれば、実務に関わる人からの特別講義はオススメです。
勉強のスタイルとしては、11月後半から本腰を入れ、朝は5時に起きて太極拳の体操をし、1時間ほど勉強(赤マルと過去問集日によって気分によって)、お弁当を入れて出勤、疲れて帰宅して1時間。平日はMax2時間が限度でした。休みの日は図書館に1日こもってできるだけ。これを1月中旬まで続け、年末年始は主婦業嫁業妻業、全て棚に上げて勉強。ここが一番集中できました。そして受験前2週間を切ったころから前日までは、もう体調管理とメンタル面のケア、復習にシフトして「覚えたことは忘れないように、繰り返し繰り返し脳に書く」ことを意識してゆったり過ごしていました。

(3)国家試験本番について
通信課程のクラスメイトがブロックのほとんどを占め、前後の席にも仲間がいてくれたおかげで、とてもリラックスして受験できました。前日~当日はあまり根をつめずにメンタル面のケアのみで良いくらいだと思います。前泊したホテルでも22時台に就寝出来てよく眠れ、当日の朝も「やれるだけやった」「ここまであれだけ毎日頑張ったんだから、絶対に大丈夫!」と、充実した気持ちで臨むことが出来ました。本番は「“1点をもぎ取る”気概を持って、貪欲に」という養成校の先生方からの指導通り、これ以上ないくらいに集中して解きました。新種の問題がいくつか出題されて初めて目にする人物やSW用語もありましたが、それらはやはり正答率の低い問題。自己採点してみれば満点科目も心理と相談援助の基盤の2科目あり、確実に取るべきところは取れていました。この確実に取るべきところを取る、ことが一番重要です。ただ、結果は合格したものの、1点科目があったので最後までマークミスが心配でした。

(4)その他-1
私にとっては、音楽療法士の時も社会福祉士の時も、こっちこっちと呼び寄せてくれる、ひっぱりあげてくれる師との出会いが大きく影響しました。
「実践者としてステップアップしなさい、見てあげるから。」「制度や法律はどんどん変わるから、資格をとるなら早い方が良い。いつでも相談に乗るよ。」と言ってくれる師匠、先生との出会いが、10年前には思いもしなかったこの道に導いてくれたのです。感謝するしかない、貴重な大切な、尊敬する師匠であり先生です。
受験当日は、筆記用具以外は机上に出せませんが、午前も午後も、先生からいただいた「しおり」をペンケースに入れて開始直前それに触れ、「集中、集中!」と念じて臨みました。非日常の極みのような局面で心を落ち着けて実力を発揮するためには、こういったお守りの効果もあったと思います。

(5)その他-2謝辞
ここまでサポートしてくれた家族、職場に感謝しながら、私を育ててくれた場所に少しでも恩返しができるように、これから精進していきます。新たな修行の始まりに、気持ちを引き締めている今日この頃です。
これから挑戦される皆さん、どうぞ悔いの無いように。
その時々のご自分のミッションに集中してください!
赤マルさんにお世話になった同志として、心から応援しています。