福井県Kさん(男性)

(1)志望動機
私は、大学の社会福祉学部卒業を経て社会福祉士の受験資格を取得しましたが、当時、国家試験を受けずに就職しました。はじめは、児童福祉施設で働いており、社会福祉士というよりは、保育士の方が必要性を感じており、保育士試験を中心に勉強していました。転職を考えた時に保育士だけでは転職出来る範囲は狭く、また、就きたい職の募集要項には、社会福祉士が必要なことが多かったため、社会福祉士の取得を目指すようになりました。結局、転職で社会福祉士を必要とする職に就いたわけではありませんでしたが、スキルアップという意味では、社会福祉士を取得してよかったと思っていますし、勉強で得た知識は現職でも役に立っています。

(2)国家試験対策の勉強法
社会福祉士を取得する前年に保育士試験を合格したこともあり、勉強をする上で予備知識(重複している科目もあるため)はありました。前年にも国家試験は受けましたが、知識としては浅く、結果、不合格となったため、本格的に勉強を始めました。
私は、過去問を中心に勉強しました。はじめは過去問のテキストを用いて、問題を解くというよりは、解説を読み知識量を増やしました。それを二カ月ほど続け、その後はスマホの赤マル福祉を使って、ひたすら反復学習をしていました。一日の目標を設定して科目数と問題数を決め、あとはスキマ時間を見つけては問題に取り組んでいました。通勤時間や休憩時間はほぼ赤マルをする毎日でした。帰宅後は、その日取り組んだ問題で疑問に思ったことなどをテキストで確認していました。それを毎日続けていると、そのうちに問題と解答を覚えてきて、“この問題にはこの選択肢”と組み合わせを覚えてしまうようになっていたので、勉強方法を少し変え、選択肢の間違え探しをすることにしました。問題の解答に焦点を当てるのではなく、間違っている選択肢に焦点を当て“なぜ間違っているのか”を考えることにしました。この勉強法を約1年間続けていました。ほぼスキマ時間のみの学習だったため、毎日続けられたと思います。試験直前は、過去問のコピーを用いて、本番の予行練習もしました。テキストを開いたり、文字を書いたりして勉強するのが苦手なため、スマホで気軽に勉強できる赤マル福祉は大変役に立ちましたし、赤マル福祉があったからこそ合格出来たと今でも思っています。

(3)国家試験本番について
 試験当日は、少し早めに起床し、いつもよりもゆっくり準備する時間を設けました。冬の寒い時期の試験のため、防寒対策はばっちりしていく必要があると思います。また、試験会場では、仲間内で試験問題の話等されている方もいますが、なるべく聞かないようにしていました(覚えたことと違う話が出ると混乱するため)。昼食や甘い物は、前もって準備しておきました。当日は、他のことに気を遣いたくない思いもあったため、会場まで行く道すがら、コンビニ等にも寄らないことにしていました。試験開始では、周りのペンの音も気になるので、スタートの合図とともに目を閉じて大きく深呼吸するところから始め、周りのペースに巻き込まれないようにしていました。そして、ギリギリの時間まで、何度も見直しをしていました。

 約1年という気が遠くなるような勉強で先が見えず不安になることも多かったですが、長い期間モチベーションを維持しなければならないからこそ、スキマ時間での勉強はやりやすかったと思います。“勉強しないと”という焦りよりは“時間があるからしよう”という思いで勉強していました。してきたことは必ず結果として出てくると思いますので、諦めずに最後まで頑張ってください。ご健勝をお祈りしています。