神奈川県Tさん(女性)

(1)志望動機
 資格取得を決心したのは、市の委託事業である生活援助員として働きだしてからすぐの事です。それまで主として非常勤でヘルパーをしてきましたが、現場で感じる自分自身の、いわゆる福祉制度やそれらにまつわる様々な知識不足を、今後福祉分野で働き続けるのならば少しでも解消しよう、ひいては相対する利用者さんや担当させていただく高齢者の方の生活向上にも繋がるはずだと思ったからです。

(2)国家試験対策の勉強方法
赤マル福祉を知ったのは養成校2年目に入ったころです。隙間時間にスマホでも過去問が解けるのでとにかく暇を見つけては解いていきました。といってもまだ学校の課題であるレポートが9月末まで残っており、各教科の基本事項も頭に入っていないものの方が多く、過去問を解いても当たり前ですが不正解ばかり。正解や解説を読んでも今一つすんなり頭には入ってこないという感じでした。この状態が9月末まで。繰り返す中でどうしても頭に入らない語句や重要事項は小さいノートにリストアップし、社会福祉用語集や中央法規のテキスト、そしてやはり中央法規の国試ナビを調べたりしながらノートに書き込んでいきました。
その後自宅受験で2つ模試を受けました。最初は社養校模試でしたが、以後模試を受けるたびに点数が落ち込み最終的に3つ目として受けた赤マルの模試では、「合格にはかなり勉強せねばならない域」でした。10月に入り学校の国試受験対策なる全10回の講座に出席しました。仕事のない日にともすると日常に追われ試験勉強のモチベーションが下がるのを防ぐため、また科目ごとの重要事項を頭に入れることが目的でした。まだまだ自分の勉強量が足りないことを確認し非常に焦りましたが、毎日赤マルで過去問を解き、全科目の実施度は100%になるまで続けました。そのうち習熟度も少しづつですが上がってきたのですが、問題によっては答えの選択肢の番号を覚えてしまっているものもあり、手を広げたくはなかったのですが、模擬問題集を1冊購入しました。その問題集は模試で言うと2回分が収まっているものでした。実際の国家試験までの残り日数を確認し、自分で苦手な科目から、模擬問題集2回分まとめて解きました。12月に入り社養協のweb講座が無料で配信されていることを知り、自宅で家事をしながら聞き、テキスト自体は持っていませんでしたので紙に走り書きもしました。赤マルの過去問・模試・模擬問題そして社養協のweb講座で出てきて、自分の頭の中に十分に入っていないあるいは定着していない項目や事項については、とにかく目につくところにと、ポストイットの大きなサイズをそろえ、書いてはリビングの貼れる所にペタペタと貼っていきました。科目によっては「初耳ですが?」といった人名などもこうしていくとそれなりに効果的だったと思います。一番勉強できる年末年始は、ぜひとも時間を確保しようと今回に限りおせち造り・大掃除は免除してもらいその時間を勉強にあてました。
私の場合は年齢もそこそこいっており、一度でどうしても合格したかったからです。この時期になると苦手科目ばかり集中的に勉強するわけにもいかなくなり、逆に得点源となる科目で点数を落とさないようにするため相談援助の基盤と専門職・相談援助の理論と方法についてはアプローチごとにまとめをしました。毎年法改正や制度の変更などもあり、力を入れたほうが良い科目はあると思います。ですが専門科目のなかで計29点の配点となるこの両科目は必ず自分の得点源にするべきだと思います。事例問題も多く、現場の経験が少ない若い受験生の方はともかく、それなりに利用者さんと接する機会のある受験生ならば正解が導き出せる問題が多いと思います。
またこの年末年始の時期になっても、私の場合は共通科目の力が定着していなかったため
とにかく毎日一科目ずつ集中して赤マルの過去問を解き続けました。そしていつも出かけるときにも手放さず持っていた中央法規の「らくらく暗記マスター」にも最終的な書き込みをしていき覚えるようにしました。

(3)国家試験本番について
 12月に入ってから試験会場の下見に行きました。いくら同じ市内の会場とは言え、駅から会場までに立ち寄れるトイレなどをチェックしました。また試験中は手を上げればトイレには行かれることもわかり、安心しました。とにかく天候はどうしようもありませんが、自分の体調だけは管理しようとずっと手洗いやうがいは徹底し、また疲れを感じたら無理をして勉強するのではなく思い切って寝てしまう、といったことも何回かありました。試験当日予想はしていましたが、やはり共通科目で思ったような点数が取れなかっただろうと午前の試験終了時点で落胆し、午後の専門科目は受けないで帰宅しようかとも思いました。しかし落ちても受かっても、この試験を受けるのは一度だけだと決心したことを思い出し、午後の試験は気を取り直し諦めずに取り組みました。試験会場では一切自己採点せず、自宅に帰ってきてから赤マルで採点をするために、自分の解答をwebで送信しました。正式な合格発表があるまではやはり気分的に落ち着きませんでしたが、そもそも赤マルで出る受験者の平均得点は、それなりに勉強している人たちの点数になるので高いと思います。私の場合は共通と専門両方合わせれば合格基準の予想点をクリアーできたのですから、赤マルを信じてコツコツ日々努力して良かったと思いました。また試験会場では他の受験生の動向が気になるとは思いますが、私は席についている待ち時間も休憩時間も一切テキスト類は開きませんでした。それよりも長時間の試験で疲れ切った頭や眼を休ませたほうが良いと思います。自分を信じ諦めないで問題と取り組むことが合格へつながると思います。