神奈川県Mさん(女性)

(1)志望動機・病院勤務に憧れて…
私は41歳。小3と保育園年長の2女児を育てながら、16年間、ミセスを対象としたフリーペーパーの編集業務に就いていました。フルタイムで土日勤務ありです。
11年前夏、実母が乳がんになったことをきっかけに病院へ足繁く通うようになり、心のどこかに「病院で働きたい」という気持ちが芽生えました。
3年前の4月、公私のメンターで先輩が編集業務からスクールカウンセラーへ転職したのをきっかけに、「私も」という気持ちが生まれ、その先輩から聞いた「MSW」という職種に興味が沸きました。マスコミ勤務だったので、病院領域が全く分からず知り合いのつてをたどって、認知症系の施設相談員、総合病院のMSW、がん専門病院のMSWと3人にインタビュー。仕事ぶりを聞き「自分でもできそう」と思い、本気で目指すことにしました。勤務をしながらの挑戦だったので、通信系の学校しか選択肢がなく、「施設実習23日間」が壁となりました。3年前に冬、運よく、上司が異動となり、話がしやすい方が編集長になったので、思い切って「有給消化で実習に行かせてほしい、社会福祉士を目指したい」とお願いをしたらOKが出たので、地元の通信学校に入学金を支払いました。
しかし、何から手を付けていいか全く分からず、高校の先輩が社会福祉士を取っていた方がいたので、アドバイスを請い、NHKラジオ第一放送の講座「社会福祉士セミナー」を勧められ、聴講。土曜夜と日曜の昼放映と子育てママ(私です)にとっては厳しいオンエア時間でしたが、少しでも社会福祉士の世界を覗きたく、3年前冬から毎週欠かさず聞き、NHKのテキストに目を通していました。また、地元で行われている社会福祉士と関連がありそうな公開講座が週末開催されていたら、積極的に参加をしました。認知症・不登校・介護、色々調べるとあるものです。講座に行き、社福の世界に関心がわき。少し新聞記事や報道ニュースの見方が変わってきたように思いました。
2年前の4月から通信学校の勉強がスタートしました。そこは国試受験資格を与えるのみの学校です。同じように主婦で目指す仲間と励ましあいながらレポートをこなしていきました。課題は難しく結構つらかったです。レポートを落とし再提出したこともありました。途中特養の施設実習が1か月半あり、こちらも実習後職場に戻れるかの不安もありましたがとりあえず淡々とこなしていきました。
昨年春、神奈川県社会福祉士会の「たまひよクラブ」という、受験生と合格した先輩との交流会をHPで知り参加。座談会で先輩から2つアドバイスを受けました。
それが「赤マル福祉」とブログ「takaさんの社会福祉士 今年こそは絶対合格」(http://socialworker.ldblog.jp/)でした。この2つの出会いが私を合格に導きました。


(2)国試 勉強方法・3年分の過去問を10回解こう!
昨年3月に「赤マル福祉」のお試し期間があり、スマホで体験。すき間時間の勉強にもってこいかなと、申し込みました。往復16分の通勤時間で国試受験当日まで欠かさず過去問を解いていました。さらに、毎日上記ブログをチェック。参考書の紹介や勉強法、メンタルの持っていきかたなど、細かいアドバイスが毎日アップされ精神的にとても励ましになりました。
7月から中央法規の「社会福祉士国家試験過去問解説集」を解き出しました。3年間分載っていて重たいので、1年ごとにカッターで切り、時間は気にせずまずは一巡。初回は本当に辛かったです。問題の意図も、問題文も何もかもちんぷんかんぷんで、こんなんで1月の国試に間に合うのか、冷や汗をかきながらとりあえず解き続け、解説分をマーカーでなぞり、消せる下敷きを使い解説文を覚えようと読みこんでおりました。わからない言葉が出れば中央法規の「見て覚える社会福祉士国試ナビ」でチェック。
8月に中央法規の模試を受験。なんとC判定で「夏でこのペースだと大丈夫」と油断してしまいました。
takaさんのブログに「3年分過去問を10回解いて合格した」というエピソードがあり、「私もこの作戦で行こう」と会社のランチタイム1時間を利用して会社の隣のファーストフード店に通い月~金曜ひたすら過去問を解き続けていました。週末はできればやるというペースでした。
通勤時間でチェックしていた赤マルのフレーズと過去問がかぶり、なんとなく解けてき出したころでもあります。
10月に神奈川県社会福祉士会主催の特訓受験講座に参加。活字で追っていた世界が講師の解説でより鮮明になり、勉強が深まりました。また共に頑張っている仲間に出会えて刺激ももらえました。講座の最終回に福祉カレッジの模試があり、D判定。ものすごく焦り、勉強しなければという気持ちにさらに火がつきました。
わからない領域はノートに書きだしたり、表にまとめてみたり、外人や年号は単語カードを作ってみたり、とりあえず頭の整理によさそうなことはやってみました。
国家試験は1/15。12月の職場御用納め以降猛烈ラストスパート。実両親やママ友、夫に二人の子どもの託児・食事、ひどいときはお風呂まで託し、図書館にこもり、過去問と模試を解き続けました。赤マルの模試は、度胸試しの気持ちで年明けに解き80点判定。「合格点ボーダーではまずい」とさらに焦りながらとにかく、不得意領域を重点的に解きました。国試直前に、過去問3年分10回解き終わり「なんだかやり終えた」という気持ちになりました。


(3)国試 本番について
1月に入ると勉強はほどほどに、健康管理に留意。家族全員で手洗いうがいを必須化し早めに就寝するようにしました。またゲン担ぎで、地元の受験祈願で有名な神社にお参り。マークシート用の鉛筆と消しゴムを購入(三菱鉛筆、書きやすくておすすめです)。風水を頼り集中力アップの色を文房具に使用。また会場の下見も行いました。そこで受験している自分をイメージしいざ1/15。会場外に通信学校でお世話になった恩師が激励で立っていてくれ思わずハグしパワーをもらいました。マイ座布団とひざ掛けを持参(イスが固いので重宝)。トイレは込み合いそうなので早めに済まし、午前の部が開始。全く見たことのない言葉が飛び交いパニックになりそうでしたが、マークミスをしていないか入念に見直し終了。昼食は手作り弁当を食べ、眠気覚ましのコーヒーとご褒美のチョコレートを食べながら「午後の部で巻き返さないと」とスマホは触らず午後の部スタート。午後は時間も短く午前同様集中力をもって解答し続けました。


(4)最後に
国試受験後、翌日にネット速報で合格ラインだったので、「資格取得見込み」と履歴書に書き、MSW求人があった地元の総合病院へリクルーティング活動を開始。3/15の国試発表は厚労省まで見に行きました。さすがに自分の番号があったときは、目頭がうるっときまして、発表後に病院の面接に挑み見事内定確保。5月末日に現職を退職し6/1から600床あまりの総合病院のMSWとして勤務が決まりました。
私のスマホケースに勉強期間中ずっと入れていた付箋に書かれた言葉があります。
「折れない、めげない、あきらめない」。子供がプリント教材や学校の宿題をやっている隣でこの言葉をずっと心の中でつぶやきながら過去問を解いていました。
子供からの応援を受けながら職を変えたい一心でやってきたこの3年。長丁場なのでモチベーションを保つのは大変でしたが、同じ資格を目指す仲間とラインで励ましあいながら、やってきました。子供から「ママはなんで試験を受けたいの?」とよく聞かれ、子供に説明しながら「自分は社福を取って何を目指そうとしているのか?」と初心にかえりながら思いを深めるきっかけにもなりました。
きっと国試の問題とは似て非なるのがMSWの現場で展開されることとなり、また一から勉強だなと思っておりますが、魔法の言葉を引き続き刻みながら働き続けたいと思っています。
私はお酒が大好き。しかし一年前に介護福祉士を取ったママ友飲み仲間に「飲んでいる場合じゃない」と叱られ、飲み会厳禁で試験勉強をつづけました。合格後、神奈川県社会福祉士会で祝賀会を4月にやって頂き、そこで飲んだビールのおいしかったこと。新天地でまた頑張ろうという気になりました。
学校の恩師に「資格は使ってこそ生きる」と激励をもらいました。今から実践が始まります。その場に立てたことに感謝し6月1日から病院で働きます。