兵庫県Oさん(女性)

  1. 社会福祉士資格取得の「志望動機」

  2. 「自分たちで、認知症の本人や家族が望む居場所を作りたい!」認知症の介護をしている家族会から出たこの言葉がきっかけでした。デイサービスもいろいろ出来たけれど、なかなか認知症の本人が喜んで行けるところがありません。介護者の悩みを解決するには、「自分たちで居場所を作れるといいよね」という話になったのです。それには専門的な知識も資格も必要と考え、社会福祉士の資格取得を決意しました。
    それはちょうど2年前、実母がグループホームに入所して自分の時間が出来た頃でした。私は、受験資格を得るために、55歳で福祉系大学・通信教育課程に入学。勉強することから遠ざかっている上に、通信教育ですのでレポート、科目修了試験、実習、そして受験のための勉強のスケジュールは、自分で組み立て、こなしていかなくてはいけません。「絶対に2年で卒業し、現役で国家資格を取得する」を決意しました。

  3. 国家試験対策の勉強法

  4. 「絶対合格する!」ために、3つのことをきめました。(1)勉強の習慣をつける(2)「絶対に合格する!」をイメージする(2)モチベーションが下がった時には、なぜ資格を取りたいかの原点に戻る。この3つを書きとめ、受験スケジュール・ノートを作りました。1年目は、大学の単位を取れる分は全て取ること、2年目は、残りの単位、実習、卒業論文と受験対策とを計画しました。
    2年目の8月から受験対策の勉強に取り掛かり、ここまでに(1)は、毎日最低3時間の勉強の習慣が身についていました。まず24回国家試験を試し、自分の実力を知り、出来るだけシンプルな受験勉強を組み立てました。
    選択したのは、(あ)絶対必要な知識を身につけるために筒井書房の『必携』を熟読すること、(い)赤マル福祉で過去問題を繰り返す、の二つでした。
    (あ)の『必携』の熟読は、受験までに6回繰り返しました。
    (い)の赤マルの過去問は、9月、10月と実習が入ったために思うように学習できず、もう少し早く入会していればと後から感じました。赤マルは、実力診断や模擬試験もついているのに安価でとても良心的だと思います。後輩には、ぜひ早い時期からの入会を勧めたいと思っています。

      受験勉強は、12月、1月が一番苦しみました。何度繰り返しても覚えられない科目や、間違う箇所があり、「なんて自分は覚えが悪いのだろう」と落ち込みました。そんな時、心の支えになったのは、大学で知り合った友人でした。一回り年上の彼女は、ケアマネジャの仕事をしながら社会福祉士国家資格に挑戦していました。私が歳のせいにするわけにいきません。寸暇を惜しんで勉強している姿に何度も励まされました。そして、試験が終ったら、「温泉に行こうね」「エステに行こうね」などと約束して、最後まであきらめずに勉強することができました。



  5. 国家試験本番について

  6. 一週間前に寒波が襲ったので、当日は寒さ対策と早めの会場入りを心がけました。50分前に着いた駅は、介護福祉士の試験会場とも重なり、人でごった返し、会場のトイレは30分以上並びました。トイレは試験会場に入場してからの方が空いていたように思います。 
    本番での一番の失敗は、受験番号のマークシートに頭にアルファベットがついているのに気がつかず、午後からの試験で受験番号をマークしている時に気がついたのです。もう、午前の試験は零点かもしれないと思った瞬間に頭が真っ白になり、問題を解きながらも「もうだめかもしれない!」の気持ちが何度もわきあがってきて、最後まで問題を解くことはできましたが、見直す時間もありませんでした。受験が終って、係りの人に、受験番号の頭のアルファベットの印を忘れたら零点になるのかを訪ねたところ、受験番号と名前を正確に書いてあれば大丈夫と言われ、ほっとしました。しかし、合格通知が来るまで、こんな馬鹿な失敗をしたことを応援してくれた人にも話せず、もしかしたらそれで駄目かもしれないと悶々とした日々でした。これを読んでくださった人は、どうぞこんなミスをしないようにお伝えしたいと思います。
    合格通知が届いた時は、本当に嬉しかったです。そして、4月1日からの就職も決まりました。

    「自分たちの望む居場所づくり」をいつか実現するために、多く人とのネットワークを築いていきたいと思っています。