大阪府Nさん(女性)

(1)社会福祉士資格取得の志望動機
私は、高校生の進路を考える時まで「社会福祉士」という資格を知りませんでした。将来、誰かの手助けができるような仕事をしていきたいと漠然と考え、様々な職業を調べていく中で知ったのがこの「社会福祉士」でした。もちろん社会福祉の世界に携わったこともなく、選んで進学した社会福祉学科のある大学では経験すること、学ぶことがどれも初めてで新鮮でした。
大学での経験や学びがより一層、困っている人の手助けをしていきたい、そのためにも社会福祉士の資格を取得して仕事をしたいという思いを強くさせました。そして、就職も福祉職を選び、ますます社会福祉士の資格取得を目指そうと思うようになりました。

(2)国家試験対策の勉強法
私が受験対策として勉強を本格的に始めたのは、平成27年5月からです。大学で開講する受験対策講座の開始時期がちょうどその時でした。
始めは「赤マル福祉」のことを知らず、中央法規のワークブック2冊を用いて大学の受験対策講座を通して勉強していました。6月ごろ「赤マル福祉」のことを所属していたゼミの先生から伺い、併用して勉強を進めていくことにしました。赤マル福祉の過去問トレーニングを始めた頃、どの選択肢も正しいように思え、間違っているようにも思えて全くわかりませんでした。このこともあり、赤マル福祉を仕上げの段階で利用していこうと決め直し、一度赤マル福祉から離れて大学の受験対策講座とワークブックだけを利用していました。それでも、一通り内容を網羅したのは10月頃でした。
それまでに、赤マル福祉以外の模擬試験を2回受けていましたが60~70点台と点数に伸び悩んでいました。この時期、点数が上がらないことにもどかしさを感じたり、勉強が嫌になって投げ出したくなったりしていました。それでも、『試験を受ける人みんな頑張っている。諦めるにはまだ早い。信じよう。』と思い、諦めず勉強を続けていきました。
そして、試験問題に慣れることが大事だと受験講座で教わってから、メディックメディアの過去問題集を2回取り組み、その後赤マル福祉の模擬試験に取り組みました。試験本番までの最後の模擬試験でも80点台と合格基準には届かない結果でしたが、受けてきた模擬試験のやり直しを期間をあけて2回行い、赤マル福祉の模擬試験のやり直しを徹底的に行ないました。12月~1月の試験直前期に赤マル福祉の過去問トレーニングを再開し、徹底的に取り組みました。その中で、自分の弱点分野を見つけることができ、一つ一つの解説も詳しいことから、より一層力を入れて過去問トレーニングに取り組んでいきました。過去問題集も3回目を終え、自身でまとめたノートを見直し、平成28年1月の試験当日、会場へと向かいました。

(3)国家試験本番について
本番は私の通う大学が試験会場でした。また、大学で申し込んでいるため周りには受験勉強を頑張ってきた顔見知りの仲間が近くにいたので、あまり緊張せず臨むことができました。会場によって試験環境は違うようなので、1月下旬の寒さや暖房の利き具合に対応できるよう、本番は体温調節しやすいもの(上着やカイロや毛布)等があると便利かもしれません。トイレもとても混むので、場所や込み具合を確認しておくことも大事かと思います。
また、私は当日、試験会場までの電車の時間には、自身のまとめたノートを見直していましたが、会場に入ってからはそれをやめて気持ちを整えることに集中していました。もちろん、教室内で参考書を開いている人はとても多かったです。でも、周りに流されて焦らず、自分の思うようにすることが大切な気がしました。私はノートを食い入るように見直すのではなく、自分の弱点を頭の中で思い返し、『きっと大丈夫。』と自分に言い聞かせて深呼吸をするなどマイペースに過ごしていました。
本番は詰め込むことよりも肉体面・精神面、両方万全の状態で挑めるようにし、試験でわからない問題があっても『他の問題があるから大丈夫。各章で1点取れれば良いんだ。』と思って立ち止まらず解答を続けていくことがベストだと私は思います。

そして、社会福祉士を無事に取得し、現在、介護職として障害者福祉の世界で4月から仕事をしています。日々精一杯ですが、これからたくさんの人と関わり、将来は、社会福祉士の資格を活かし、誰かの生活をサポートしていけるような相談支援を行なえる職員として活躍していきたいと考えています。

社会福祉士の資格取得まで本当に大変でした。決して容易なものではないと感じました。トータルの勉強時間数はすごいものだと思います。大学生だからこそ勉強時間の確保の点ではあまり苦労はしませんでしたが、働きながら・家庭との両立となるともっと大変なことだろうと思います。
勉強が嫌になることも何度もありました。これから勉強し始める方も、きっと嫌になる時があると思います。その時は、社会福祉士の資格を修得したいと思った時のことを思い出してみると良いかもしれません。そして、勉強ばかりではなく、時には休息や遊びを取り入れることで、新たな気持ちで目の前の勉強と向き合えることもあると思います。
また、赤マル福祉はもちろん、“自分に合う”参考書や過去問題集、受験対策講座を利用することも大事だと感じました。参考書は出版社ごとに特徴があるため自分に合うものを一つに見定める必要がある気がします。そして、諦めず勉強し続け、徐々に問題や雰囲気に慣れていくことで合格へ一歩ずつ近づいていけると思います。

以上が、私の体験談です。私自身至らないことの方が多いですが、私の体験談が少しでもこれから社会福祉士取得を目指す方々の力になったらと考えています。そして、社会福祉士の国家試験に一人でも多くの方が合格することを願っています。