鹿児島県Kさん(女性)

 私は、医療法人が運営する高齢者施設の生活相談員です。短大の社会福祉学科を卒業していましたので、社会福祉主事任用資格での就業でした。その後、一度福祉職を離れ、医療現場に従事する事となり、それなりに充実した毎日を過ごしておりました。しかし、患者様やそのご家族と接しながら「社会福祉の専門職として、もっとできることがあるのではないか」という思いが強くなり、いずれは福祉職へ復帰することを強く希望するようになりました。
 ちょうどその頃、社会福祉士受験資格を得るための現場実習が、一定の要件を満たす実務経験があれば免除になることや、大学のスクーリングは、一部の科目以外は単位をオンデマンド学習で修得できることを知りました。また、短大を卒業してから年数がたち、社会福祉の制度や方向性が変わってきていること、社会構造そのものが変化していることなどから、大学で学び直して社会福祉士の資格を取ることを決心しました。
翌年の4月、大学の3回生に編入し、膨大な範囲の学習を開始しました。とは言うものの、仕事は残業が多く、家族の介護も抱えながら、三足のわらじを履いた状態で、ほとんど学習時間はとれませんでした。幸いだったのは、大学の学習の多くはスマートフォンで受講できたこと。通勤途中や昼休み時間が私の主な勉強時間でした。
 
こうして平成26年3月に大学を卒業、何とか受験資格を得ることが出来ました。しかし、仕事の日程のやりくりがつかず、26年、27年と受験する事が出来ませんでした。大学で学んだことの記憶が薄れてしまいそうで不安な中、次こそは受験する!と心に決めて、まずは試験センターのホームページから過去問をダウンロード、挑戦してみました。結果はあえなく惨敗。すぐに受験勉強を始めなければ!と、在学中に知った赤マル福祉に申し込みました。大きな紙書籍を開いて勉強する時間は取れなくても、スマートフォンでスキマ学習ができる方法が私にはぴったりだと、受験勉強は赤マルで、と決めていたのです。
説明を読むと、とにかく問題を解き、反復する事で力が付く、とのこと。早速一問一答式トレーニングに取り組みました。ところが、あまりのできなさにショックを受け、「私にはまず教科書で基本の復習が必要だ」と思い、赤マル方式は一時中断してしまいました。後で思えば、この判断から思わぬ苦戦を強いられる原因でした。
とにかく教科書が必要!と、ワークブック(アプリ版)を購入しました。ことらもスマートフォンでネットを見るように気楽に勉強に取り組むことができました。ある程度学習が進んだ頃に、再び実力を試すつもりで一問一答式に挑戦。今度は学習した科目についてはできる!はずでした。が、しかし!!問題文を読みながら、勉強した項目だという事はわかるのです。それなのに、答えにつながらないのです。ワークブックをひたすら読む学習方法の限界を感じました。結構な時間を費やしたにもかかわらず、結果につながらない。焦りました。どうしよう。国試までもう日にちが無い。だからといって、仕事はもちろん、家事もおろそかにはしたくない。悶々として勉強に身が入らないままに8月が終わろうとしていました。
 
そんな時、何気なく眺めていたのが赤マル福祉のホームページ。そこには、次のように書かれていました。
 「過去に出題されたことのあるテーマで、例年70%以上の問題が得点できます。合格基準点は60%程度。」また、過去五年分の問題を繰返し学習し、すべて正解できるようになった方で、不合格になった方は今まで一人もいない、という様な事も書いてありました。
・・・ラストチャンスだと思いました。よし、掛けてみよう。ここからは赤マル一本でいく。限られた時間の中で、学習方法を間違えたり、学習すべきテーマから外れてしまう間違いは二度と許されません。
その日から、ちょっとの間を惜しんで一問一答式に取り組みました。一分あれば一問解ける!気合が入りました。ひと科目終わるごとに、学習の成果をかわいいふくろうが応援してくれるのも、ゲーム感覚で後押ししてくれました。また、出席簿にも連日出席のマークがつくので、時間の無い日にはとにかく一問でも!と短時間出席?もしました。
この段階では、一問一問しっかりと解説を読み込めるので、一問一答式を全科目全問終了する事を目標にしました。同じ項目について違う角度から出題されても答えられるように、正解した問題も解説までしっかり学習するようにしました。少しでも不安の残る語句等については、主にネット検索で理解を深めるように徹底しました。
わずかな時間も無駄にしない、スキマ学習を徹底したおかげで、11月にはなんとか一通り問題を解き終わりました。次に取り組んだのは、五肢択一式問題。一問一答式の文章が五つ集まっただけなのですが、○×式よりも一段階難しくなったように感じました。またここで少々の焦り。五肢択一式に慣れなくては!と、再び問題に取り組み始めました。
五肢択一式になると、さすがに僅かな空き時間では解説を読むには至らず、学習のペースがかなり落ちてしまいました。そこで、科目ごとに五択の問題を解く方法にスイッチ。間違えた問題と、正解しても不安のある問題の番号を控え、それだけをプリントアウトして持ち歩くようにしました。そうすることで、効率よく苦手部分に焦点を当てて学習する事が出来たと思います。
そうして、試験まであと一か月と言うところで、時間を計り、マークシートも用意して27年の過去問に挑戦。ついに合格点をとることができました。更に過去5年分も同じように挑戦。80%前後の成績でした。ちょっと気を良くして赤マル模擬テストに挑戦。かなり遅い時期ですが、今年の傾向を知ろうと思い問題にあたりました。過去問より数段ハイレベルであることを感じながら、ここまで掘り下げた勉強が必要なのか、と再び焦りを覚えました。 
そこで、年明けラスト二十日間は、過去問と模擬テストの間違えた問題だけをピックアップ、再度挑戦して解説を勉強、また間違えたら再々度・・というように反復学習しました。三度目ともなるとさすがに正解の選択肢を覚えていたりもしますが、あくまで内容を理解、覚えるように努力しました。
そして試験前日。赤マルの試験直前期の注意事項を参考に、過去問を利用して共通科目、専門科目を時間通りにシミュレーション。時間配分の最終チェックをしました。
試験会場は良く知っている学校でしたが、試験当日の天気予報が雪だったため、もし積もって交通機関がマヒした場合を想定して、いく通りかの方法を考えておきました。また、寒さ対策としてひざ掛け、使い捨てカイロも準備しました。そうするうちに気持ちの上でも日常から試験モードに切り替える事が出来ました。

試験当日。早めに起きて外を見るとちらつく程度の雪でしたが、時間と共に積り始め、案の定、交通機関はマヒ状態となりました。しかしこれも想定の内。あわてることなく試験会場まで到着。試験は一時間遅れで開始となった為、その間に自分の苦手な科目を再度見直し。シーンとする会場で、「あれだけ頑張ったのだから大丈夫、合格する。」と自分に言い聞かせると、落ち着いて問題に取り組むことが出来ました。
試験全般を通して注意したのは、0点科目を作らないこと。問題を解きながら、不安問題には印を付けておき、一科目終わるごとにマークシートを清書しながら再チェックしました。また、時間切れを避ける為に、問題数の半分の所に印を付け、時間をチェックしました。そしてもう一点、全く分からない(知らない)問題については、時間を浪費しない為に直感的に答えを書いたらきっぱり捨てることにしました。
午前中の共通科目では、予定通りの見直し時間を残して終了。再度マークシートの塗り間違えが無いか確認し、自信の無い科目を見直し、余裕をもって終える事が出来ました。
午後の専門科目は、自分としては共通科目よりは自信があったのですが、意外に手間取り、中間点ですでに時間に遅れていました。ここで慌ててはいけないと自分に言い聞かせて作戦を変更。見直し時間を大幅に減らし、ペースを作り直しました。これで後半も落ち着いて問題を解くことが出来ました。

思い返してみればよく合格したものだと思いますが、最後まで諦めず、途中からは赤マル一本と決めて勉強したこと、試験のシミュレーションをしたこと、当日は自信を持って冷静に試験に臨んだことが、一発合格につながったと思います。
決して人様に勧められるような受験勉強ではありませんでしたが、もし勉強時間が取れないから無理だ、とか、もう間に合わない、と思っている方があれば、絶対にあきらめずにスキマ学習に徹して下さい。赤マルだけで十分です。どんどん問題を解き、しっかり解説を読み、苦手なテーマや分からない語句は必ず調べて学習すること。時間の許す限り反復学習すること。そうすれば間違いなく合格レベルまで達します。私の場合はすべてネット検索で学習しました。教科書をひたすら読む、という方法は、無駄ではないにせよ、膨大な時間がかかる割には、受験勉強としての効果はあまり上がりません。私が一発合格できたのは、赤マル式に専念したからに他なりません!!
また、直前期の過ごし方、という様なアドバイスもその時期に見合った内容でアップされますので、計画的な学習に役立ちました。とくに試験に関する情報が少なかった私にとって、大変頼りになるものでした。
最後にもうひとつたいせつなことは、時には思い切って気分転換すること。何カ月という間モチベーションを維持しなければならないので、自分なりの気分転換が不可欠です。私は、家族と過ごす時間はしっかり取る、と決めていたので、誕生日や年末年始の行事がこの上ない気分転換でもありました。ただでさえも時間がないこの時期に遊んでいて大丈夫か、という思いもありましたが、結果的にかえって気持ちを集中して勉強する事が出来たと思います。

学生生活でも、受験勉強でも何度かやめてしまおうか、と思ったことがあります。しかし、今こうして社会福祉士、という名称を名乗ることができ、あきらめずに頑張ってよかった、と心から思っています。受験を考えている皆様、ぜひ赤マル式を信じて頑張ってください。ご健闘をお祈りいたします。