北海道Aさん(女性)

 大学を卒業して20数年。医療機関のMSWとして勤務していますが、いままでは「社会福祉士」を持っていなかったとしても仕事ができないわけではなく、特に資格を必要としていませんでした。診療報酬上で社会福祉士が算定可能なものが出てきたり、医療現場で社会福祉士の存在が認められつつあることからそろそろ取らないと、とは思っていました。しかし、今年本気で社会福祉士になろうと思った最大の理由は、兼務で「事務次長」になって、自分の意思に反する事務仕事が一気に増えてきたこと。自分が選ばれたのには理由もあるのでしょうし、病院の経営も含めた全体を知ることができ大事な仕事であることはわかってはいるのですが、「自分は社会福祉の仕事をするためにがんばってきたんだ」という正直な思いをごまかしながらやっている事務仕事がしんどくなってきています。自分の仕事人としてのアイデンティティを確立・保持するために社会福祉士を取ろう、と思いました。

 絶対に受かる!という決意を昨年5月の連休明けに持ち、参考書類を数冊買い勉強を始めました。しかし、参考書を開くと眠くなる、過去問も内容よりも答えの番号を覚えてしまう…。しっかりと本に向かい合う時間がとれない。今日はいいや・・・と、後回しになってしまう。あまりはかどらない状態で2カ月経過しました。7月に入り、何か手っ取り早く出来る方法はないか、音声で覚えたり映像で学んだりする方法はないかとネットで探してみました。あっても高額だったり、無駄になりそうな予感のするものだったりで「これも無理かなあ」と思い始めていたときに、赤マル福祉のサイトを発見しました。自宅でもパソコンに向かっている時間が多いのでこれならできそう、という感じがしましたし、お試しでやってみるとゲーム感覚で取り組めそうで、短時間でも長続きできそうな感じがしました。そして、2回の模試がついて安い!ということで申し込みました。

 実際に過去問をはじめてみると、忘れているもの、得意じゃないもの、新たに知るものなどが目白押しで、ほとんど「勘」ではじめのうちはやっていたように思います。何回も繰り返される問題を見ていくうちに、なんとなく見覚えができて、「あ、この間もやった問題だ…」と「全く知らないもの」ではなくなっていく問題が少しずつ増えてきました。あわせて、日総研の「国試対策出る人予想厳選70」の要点を録音し、車での移動中に聞いていたのですが、そこでのなんとなく聞き覚えのある人や出来事が赤マルと一致することが多くなってきました。
 あとはとにかくできるだけ毎日、少しずつですが続けました。基本は毎朝出勤前に10分、帰ってから10~15分。学習履歴で実施度がちょっとずつでも上がっていくことは励みになりました。はじめは自分が苦手だと思っている分野の勉強を中心にやっていましたが、2回の模試にとりくんでみると、自分が「得意」と思っていた分野が実は得点が低かったり、全然理解できていない分野が発見されたり(12月の模試で得点なし分野がありました)ということがわかりました。そして1度も合格ラインに到達できず、へこみました。なので1月に入ってからはとにかく全科目の習熟度が最低でも70%を超えるように過去問を解き続けました。1月はさすがに赤マルに向かう時間を増やしました。
 こうしてふりかえってみると、ほとんどは赤マルの過去問をとにかくやり続けていただけの勉強法だったと思います。赤マル以外では、さきほどの録音した「でる人予想」と、2回の模試で自信をなくしていたときに取り組んだ中央法規の模擬問題集が役に立ちました。中央法規の模擬問題集は少しやさしく作られているのか、本番同様取り組むと、正答率が60%を超え、合格の可能性を感じることができました。自信がなくなっているときにはありがたく、そのとき使った鉛筆は、試験当日も使いました。受験勉強中はこういう希望があることも必要だな、と切に思いました。甘えかもしれませんけれど。

 試験当日の会場(北海道)は寒く、上着を膝にかけないと冷え切ってしまう感じでした。防寒をもう少し考えればよかったと思いました。あとは午前中の問題で全くわからない問題に直面…特に社会理論と社会システムあたりから出てきたのですが、頭が真っ白になりました。それからペースが狂い、不安が高まって落ち着いて問題がとけない、マークの見直し時間もない状況で午前中が終了してしまいました。これは仕方がないとは思いますが、やっぱり焦りました。それから、係りの人の「何分が経過しました」とか「会場を出てもいいです」などのマイクを通した説明、受験生が退席していく音や姿にやはり気持ちを乱されました。時間内は退席できないようにしてほしいですね。そのあたりの情報はわかっていましたので、赤マルをやるときは必ずテレビをつけてやっていました。気が散る環境で勉強していたのですが、やっぱり乱されました。昼休みは参考書を見るよりも、落ち着くための自己暗示(「大丈夫」「ありがとう」「絶対合格する」などの言葉を繰り返し頭の中で唱えてました)に時間を使いました。

 試験会場からは午前中のこともあり、「失敗した・・・」と涙をこらえながら帰ってきましたが、その後の自己採点(これが一番の恐怖でした!)で可能性が少し出てきたのと、意外とちゃんと「まちがい」を選択して×をつけられていたなあ、というのが実感できていました。知らず知らずのうちに力がついていたのだと思います。「絶対合格したい」という強い気持ち(ときどき萎えるのですが・・・)と、毎日取り組むことができる自分にあったツール(赤マル)をみつけられたことで、合格に結び付いたのではないか、と思っています。

 長い1年でしたが、あっという間でもありました。いい結果で終われてほっとしています。赤マルさんには本当にお世話になりました。届いた合格証書は「赤マルからの卒業証書」と思って受け取りました。感謝の思いを込めて、なにかのお役に立てたらと書き綴ってみました。これからも多くの受験生の支えになってあげてください。ありがとうございました。